蒼空のフロンティア(http://souku.jp/)をプレイしてみての感想とか。
2010/8/8~
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天鐘咲夜さんのPL様に、芹菜誕生祝いSSを書いてもらってしまいましたっ!
うちの子がこんなに盛大に誕生祝いしてもらったことがあるだろうか…。
…あれ…目から汗が…。
天鐘咲夜さんPL様のSSはこちらから。
ちなみに、咲夜さんたちが帰ってからを考えてみた。
芹菜「…はあ、楽しかったぁ」
後片付けを終え、芹菜はしみじみとため息をついた。
ルビー「賑やかだったな。皆、良い人たちだった」
嬉しそうな芹菜の顔を見て、ルビーは少しだけ笑顔を見せた。
芹菜「うんっ。咲夜も、健闘さんも、みんなみんな、良い人だよっ!
こんな賑やかな誕生日、久しぶり!」
ルビー「あまり誕生日は言って回っていないしな。去年は紅蓮殿とナズナ殿と、4人で祝ったか。」
何とはなしに去年のことを思い出し、そう言葉にして。
言ってしまってから、ルビーはしまった、と口をつぐんだ。
今年、ここに紅蓮たちの姿は無かった。
芹菜「…そうだねぇ…紅蓮もナズナさんも、頑張ってるかなぁ…?」
芹菜のしみじみと嬉しそうだった顔が、ちょっとだけ翳る。
二人は医療関係の講習会に参加しているのだ。
これも紅蓮の夢の為。
そう思って我慢していたが、やっぱり寂しいものは寂しい。
そんな矢先のサプライズパーティーで、芹菜も気を持ち直していたのだが…。
ルビーは内心、余計なことを口走った自分を責めまくっていた。
ルビー「…まあ……なんだ…。クリスマスは一緒に過ごす予定だろう?予定は考えてあるのか?」
話を変えようと精一杯思いついた話題を提供すると、芹菜はまた明るい顔になった。
芹菜「だね!どうしよう、どっか出かける?去年みたいに、遊園地とか…」
空元気かもしれないが、元気になった芹菜を見て、ルビーはほっと息をついた。
その夜。
しんと静まり返った丑三つ時。
いつも通り、芹菜のベッドの向かいのベッドの上で、瞑想するような姿勢で休んでいたルビーは、ふと目を開けた。
抱くようにしていたバスタードソードに手をかけ、そっと玄関に向かう。
ルビー「…誰だ」
住人を起こさぬよう、静かな誰何の声。
答えたのは、知った青年の声だった。
紅蓮「ルビーか?俺、紅蓮だ」
聞こえてきた声は確かに紅蓮のもので。
ルビーは驚き、警戒しつつ扉を開けた。
ルビー「…紅蓮殿…本当に貴公なのだな」
紅蓮「…ああ、遅くなったけど…芹菜の顔見たくて」
その顔には疲労の色が濃いものの、芹菜の名を口にすれば、紅蓮はちょっと照れたように笑った。
ルビー「…わかった。では自分は席を外そう。ゆっくりしていくと良い」
紅蓮を中に入れると、入れ違いにルビーは外に出た。
悪い、と一声かけると、紅蓮はそっと、寝ている芹菜に近づいた。
起こさないよう細心の注意を払いながら芹菜の頭を撫で、微笑を浮かべる。
紅蓮「ハッピーバースデー、芹菜」
呟くと、芹菜はむにゃ、と幸せそうな顔をした。
その頃外では。
ルビー「…ナズナ殿、貴公も来ていたのか」
ナズナ「…紅蓮さんには先に帰って良いって言われたんですが…そういうわけにもいかないでしょう?」
ナズナは欠伸をかみ殺し、壁越しに部屋の中へ視線をやった。
その顔は暖かいものを見るように、微笑ましげだった。
ナズナ「本当は明日の朝イルミンスールに帰る予定だったんですが…。
どうしても今日中に帰りたいからって、無理をなさって。結局日付は越えてしまいましたが…」
ルビー「…そうか」
ルビーは出てきた扉を一瞥すると、ナズナを伴ってその場を離れた。
ルビー「紅蓮殿のことだから、朝まで芹菜に付き添っているのだろう。
折角だから、一緒に暖かいところで一杯どうだ」
ナズナ「それは良いですね。お付き合いします」
そうして夜は更けていき…
…朝、イルミンスールの一角で、起きたときに間近に恋人の寝顔があってびっくりした芹菜が叫び声をあげたとか。
(すみません、名前間違いあったので訂正します。建闘さんじゃなくて健闘さんです)
(すみません、名前間違いあったので訂正します。建闘さんじゃなくて健闘さんです)
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